kayak trip

真北に針路をとる。ズバリ富士山。自動車でカヤックを運搬する都合で出発地に還らなければならない。艇の方向が反対向きになるので風景は変わる。しかし、いちど来た道は足早になる。

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35Km漕いで今日の体力と時間は尽きた。手近な砂浜に上陸する。美しい浜だが奥行きがない。波打ち際3mほどの水辺にテントを張る。あと数時間で満潮。きっと、ここまで海水は来ないだろう。きっと。 夕焼けを肴にウイスキーを飲む。

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転がる石には苔が生えぬ  石の上にも三年  石橋を叩いて渡る など、石にまつわる格言は多い。盤石なんて言葉があるように安定安心の代表みたいなものだ。 伊豆の岩石を見ると、奇想天外で何をやらかすかわからないモノに思えてくる...

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妻良に到着。今回の目的地である。隣の砂浜に上陸する。この浜に上陸は20年ぶり位だろう。思い出の中の地形と何か違う気がする。湾自体も昔はもっと広く感じた。場所を間違えたかと地図で確認する。妻良である。20年後の私は20年前...

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岩石のから山なみへと南伊豆に入ると地形が変わる。ここで海亀と遭遇。この3月にもほぼ同場所で海亀と出会った。かなり接近するがカヤックを見るや慌てて潜り去る。亀と同様に私も驚く。カメラを抜く間もない。この体験は記憶にとどめる...

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夜明けとともに出艇。早朝に漕ぎだす理由は、短い昼間を有効に使うためとか朝凪の内に離岸とかあるかど言い訳にすぎない。日の出前後に一瞬出現する「蒼の時」に身を投じたいからだ。限りなく静かな海にパドルを入れる。空と水面、海面下...

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西伊豆の砂浜に上陸。本日の漕行距離は24Km。テントを設営してウエットスーツを脱ぐ。バンクーバーに伝わるシーカヤッカーのブルース曲。 俺のウエットスーツは気持ちいい。 いつだって気持ちいい。 濡れた時も気持ちいい。寒い日...

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沖好き。と言って良い。とかく陸から離れて漕ぎたい。理想としては陸の気配が消える沖合1-2Kmほどが気持ち良い。のであるけど、西伊豆は別だ。地層や岩石を見ているだけで飽きない。ベタベタと地形に沿って漕ぎたいところだが本来の...

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「タイムトンネル」というアメリカのTVドラマがあった。詳細は憶えていないがトンネル状のタイムマシンをくぐり抜けると過去や未来にシフトしてしまうといった話だった。洞窟をみつけるときの現実の景色は洞窟に入ったとたん、思考は停...

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富士山を背中に南に漕ぐ。ハタから見ると好き勝手に進んでいるようだが、わりと方位を決めている。大きな目的地の前にとりあえずの目標を定める。たいていは岬だ。視認できればその方角をコンパスに置き換える。見えなければ地図の上で現...